タイミングプーリーとは
タイミングプーリーとは、ベルトと組み合わせて動力を正確に伝達するための歯付きプーリー(滑車)です。
プーリーの外周には歯(ギヤのような形状)が刻まれており、専用のタイミングベルトの歯と噛み合うことで、ベルトが滑ることなく同期した動きを実現します。
この「タイミング(同期)伝達」の特性から、自動化装置やロボット、印刷機械などの高精度な位置決めが求められる場面で幅広く使われています。

タイミングプーリー製作事例

材質:アルミ
歯形:JIS H歯形
歯枚数:30枚
弊社のタイミングプーリーの加工対応範囲

- 外径φ300以下
- 各種歯形に対応
その他の仕様や特殊なご要望についてもお気軽にご相談ください。

何が決まれば特注タイミングプーリーが製作可能か?
プーリー歯形
プーリー歯形とは、歯付きプーリー(タイミングプーリー)のベルトを保持する溝の形状のことを指し、歯付きベルトと噛み合って動力を滑りなく、かつ正確に伝達するために重要な役割を果たします。
→ 使用する タイミングベルトの規格 と必ず一致させる必要があります。
プーリー歯数
プーリー歯数とは、タイミングベルトなどを使用する「歯付きプーリー」に設けられた「歯」の数を指します。歯付きプーリーは、ベルトの歯とプーリーの歯が噛み合うことで滑りなく安定した動力伝達を実現する部品で、その「歯の数」がプーリー歯数です。
材質と個数
- アルミ:軽量・加工性良好
- スチール:高強度・高耐摩耗性
- 樹脂:軽負荷・低騒音
必要に応じて表面処理(アルマイト・黒染め・メッキ等)を指定。
製作数量(個数)
量産か試作かで加工方法・コストが変わります。
タイミングプーリーの特徴
- 滑りがない同期伝達が可能
- 静音性
- メンテナンスが容易
- 省スペース設計
- 高効率
プーリーと歯車の違い
- 構造の違い
- 伝達距離
- 騒音とメンテナンス
- 用途の柔軟性
プーリーが使われる機構・機械
- 工作機械(CNC旋盤・マシニングセンター)
- 自動組立機・ロボット
- 印刷機械
- 包装機械
- OA機器(複合機・プリンター)
- 医療機器
タイミングプーリの規格について
タイミングプーリの規格は、主に「インチ規格」と「メートル規格」の2系統があります。
① 標準規格「インチ規格」とは?
歯ピッチ(歯と歯の間隔)をインチ(inch)で表す規格です。
もともとアメリカで普及し、古くから使われています。
代表的なインチ規格
- MXL(0.080 inch)
- XL(0.200 inch)
- L(0.375 inch)
- H(0.500 inch)
特徴
- 比較的低〜中トルク向け
- 小型機械や旧型設備で多い
- 現在はメートル規格への置き換えが進行中
② メートル規格とは?
歯ピッチをミリ(mm)で表す規格で、現在の主流です。
国際規格(ISO)に対応し、産業用途で広く使われています。
代表的なメートル規格
- Tシリーズ:T2.5 / T5 / T10
- HTDシリーズ:HTD 3M / 5M / 8M
- GT(GT2・GT3)シリーズ:高精度・高負荷向け
特徴
- 高トルク・高耐久
- 歯形が改良され、滑りにくい
- 新設計・量産設備ではこちらが主流
インチ規格とメートル規格の違い
| 項目 | インチ規格 | メートル規格 |
|---|---|---|
| 単位 | インチ | ミリ |
| 主な用途 | 旧設備・軽負荷 | 現行設備・高負荷 |
| 規格例 | XL、L、H | T、HTD、GT |
| 現在の主流 | △ | ◎ |
